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ベアリング電食とは?EV で多発する原因と対策

近年整備現場で頻出する不具合が「ベアリング電食」です。EV やハイブリッド車では走行距離が少ないにもかかわらず、軌道面に無数の点状腐食や焼け跡、異音が発生、汎用ベアリングに交換してもすぐ故障する事例が後を絶ちません。


電食の仕組み:モーター軸を流れる電流がベアリング内部で軌道面と転動体の間で放電し、微小な腐食穴を焼きつける現象です。初期はブーンという異音、進行すると摩耗が進み固着やロックに至ります。


EV で多発する要因

  1. 400V/800V 高電圧システムにより軸電流が大きい
  2. 高回転モーターで電磁界変動が激しく、誘導電流が増加
  3. インバーターのスイッチング周波数が高く、迷走電流がベアリングを通過しやすい


### 電食の代表的な兆候
・回転数が上がるほど異音が鋭くなる
・軌道面に均一な細かいピットが無数にできる

・グリースが黒く炭化、放電痕が残る


###3 つの解決策=購入時の選定基準
  1. 外輪に絶縁塗装を施した絶縁ベアリングで電流を遮断
  2. セラミックボール使用のハイブリッドベアリングで完全絶縁
  3. 導電スリップリングやアースブラシで電流を逃がすアース構造


注意:駆動モーター用・エアコンコンプレッサー用ベアリングは必ず電食対策品を使用、汎用品への交換は無駄な出費になります。

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